Dragon Island

日々是修行。

緊張をほぐしてくれた一冊

今週のお題「人生に影響を与えた1冊」

どんなものにも、自分の価値観と合致する相手があり、出会えたならラッキーです。
今回は、絵に関する書籍について。

僕はずっと「描きたいものを、描きたいように、描く」のが絵だと信じていて、そのために必要な知識や技術を都度学んでいけば良いと思っています。
ですが、初心者・入門用の技法書は一辺倒または一本道で、どうしても余剰のない印象がありました。
確かにやるべきことが1つなら迷わずに済むし、教える側もまとめやすいと思います。
ところが、捻くれ者の僕は「自分の考え方では駄目なのか?」と思うのでした。
また、作品作りに至るまでのステップが多すぎると感じるものもあり、すっかりハードルが髙くなってしまいました。

ラッキーブックと出会えた!

本末転倒の違和感を覚えつつ始めた勉強は、当然ながらすぐに行き詰まり、軽い挫折を味わいました。
諦めたくないけれど、気持ちで負けていたとき、この本に出会いました。

あべまりえ著『たのしい水彩の時間 0からの水彩イラスト』

たのしい水彩の時間ー0からの水彩イラスト

私は、風景や静物や人物を描くことを水彩画、ちいさな可愛いものをチョコッと描くことを水彩イラストと、分けて考えていますが、水彩画のハードルが、正直ちょっと高いと感じる方は、まず水彩イラストを描くことから、始められてはいかがでしょうか?
(中略)
そんな水彩イラストを、ぜひ、楽しんでみてください。

──『たのしい水彩の時間』「はじめに」より

こんなあいさつで始まる本書は、全編通して「楽しむこと」が軸になっています。
作業的な色見本作成でさえ、楽しんでしまおうと提案されているのに驚きました。
何でも楽しんだもの勝ちですが、この本は特にその気持ちを後押ししてくれました。
遊びながら学ぶ。作品を作りながら覚える。作品ができたら飾ったり贈ったりして楽しむ。
やりたかったのは、まさにそういうことだったのです。

おかげですっかりと肩の力が抜け、違和感も払しょくされ、水彩に真っ直ぐ向き合うことができるようになりました。
まあ、ラッキーブックに出会ったからといって、技術が身に付くには時間がかかりますけどね(笑)。


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