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Dragon Island

日々是修行。

理論だけではどうにもならない領域

こんにちは。
絵は勉強すればするほど、練習すればするほど、巨大な迷路に迷い込む一方だと感じるKei Alexです。

今回は色の勉強の話を書くんだけど、いくつもの要素が化学反応を起こして別の物質になるみたいなことなので、ちょっとややこしいかもしれない。

僕のスペック

「美味しそうなリンゴ」を表現するために、何の疑いもなく「青」を選ぶ。
僕はそういうタイプでした。
当然、周りは「なんで!?」って驚く。それに対して僕は「青が好きだから」って、変化球どころかボークを繰り出す始末
この流れ、わかるかな(笑)。
目的であるはずの「美味しそうなリンゴ」に対して、全く無関係な「自分が好きな色」をぶつけているから、齟齬が起こっているんだよ。
これは、麻婆豆腐を作るから唐辛子をくれって言ったのに、これだって辛みは出るよって山葵を渡すようなものだよ。

少し前まで、僕はここのところを全く理解していなかったし、今も理解しているというよりは割り切っているのに近い程度。
理不尽に感じても校則を守っているのに似てる。
実際のところ、言うほど息苦しい気分ではないけどね。

色彩の勉強

致命的な齟齬に無自覚だった僕は、理解不能からくる苛立ちを抱えて、配色デザインのコーナーを彷徨った。
そこで見つけたのがこれ。

7日間でマスターする配色基礎講座 (DESIGN BEGINNER SERIES)

7日間でマスターする配色基礎講座 (DESIGN BEGINNER SERIES)

 

ここで色と心理の関係を知って、やっと「美味しそうなリンゴ」を「青」で描いてはいけない理由を理解した。
色と心理の関係は無意識に知っていたはずなんだけど、意識したことがなかったから、いい勉強になった。

それから、イメージパレットを収集して、オーソドックスな表現ができるように準備した。
※当時はまだ、模範解答の根拠や、印象を意図的にコントロールする目的しかなかったけど。
↓こういうの。

すぐに役立つ! 配色アレンジBOOK

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表現としての色選び

巨匠に学ぶ配色の基本―名画はなぜ名画なのか? (リトルキュレーターシリーズ)

巨匠に学ぶ配色の基本―名画はなぜ名画なのか? (リトルキュレーターシリーズ)

 

こちらで紹介した『構図の基本』と同じシリーズ。

dragonisland.hatenablog.com

理論的に解説した本が冗談抜きで少なくて、多くの人が感覚的にやっていて説明できないのかと思ってしまう(笑)。それこそ魔法の手か目を持っているような(笑)。
僕は自分の美的感覚や価値観をまったく信用していないので、何か手掛かりが欲しくなって、色んな本やサイトを読み漁った。

water-ranch.seesaa.net

members2.jcom.home.ne.jp

技法書も水彩が多かったけど、大先輩たちがどういう考えに基づいてやっているのか、垣間見えて震えるときがある。
水彩なのは、やりたかったのはもちろん、一番色作りの作業をしやすい画材だと思ったから(笑)。
このあたりで、表現として色を扱うときと、デザインとして色を選ぶ場合とでは、アプローチの仕方が全然違う気がすると感じ始める

そういえば、素人がよく陥る問題に「何色を使ったらいいかわからない」っていうのがある。
例えば、一口に緑と言っても、青に近いものから黄色に近いものまであり、明るいものから暗いものまであり、鮮やかなものからくすんだものまである
画材店に行けば、それぞれ別の商品として売られていて、多ければ多いほど選べなくなる。
また「Aという画家は黒を使っちゃいかんと言い、Bという画家は黒も使っていいと言う。どっちが正しいの?」っていう問題も起こる。
ここで仮に「黒は死んだ色だから」とか説明したところで理解できるわけもなく、絵画業界には「黒禁止令」があるのだと解釈してしまうかもしれない。(僕はしたw)

どちらの問題も解決する方法は簡単で、自分が表現したいものを先に決めてしまうこと。
明るい雰囲気にしたいなら、くすんだ色や暗い色は除外できるだろうし、黒々と描きたければ黒を採用せねばと思うだろう、って。
でも、よほど描き慣れた人でない限り、そこまで考え至らないんだよ(笑)。

見る、調べる、真似する、考える

色についても結局ここに行きつくんで泣くしかない(笑)。
それでも意識しながらいくつかやると、手掛かりらしきものの端っこを、掠めたんじゃないかと思う瞬間がある。
みんなそうやって、少しずつ手繰り寄せて現在のところに辿りついたんだろうなと想像するんだけど、自分のお絵かき歴を考えると、死ぬまでに辿りつけるんだろうかと途方に暮れるよ(笑)。

そんなわけで、色彩心理や配色パターンなんかを織り交ぜて、無難な所からやってるよ。

おまけ

これこのように「色」に関して何一つ自信を持てなかったので、少し前に色彩検定(3級)を受けました。
予備知識があったので、専門用語や試験問題に慣れるぐらいで合格できましたよ。勉強期間は賞味10日間ぐらい。
つらいのは、試験当日がで、会場が黄色っぽい蛍光灯を使ってて、その条件下で印刷された色を判断しなければいけなかったこと。
ただでさえ茶系に弱くて、ものによって赤紫っぽく見えるため、蛍光灯の下ではしんどかったです。
あと、手持ちの画材で色の名前を憶えてしまうと、公式の色とズレが生じて失敗します(笑)。配点は低いのが救い(笑)。

色彩検定はカラーコーディネーターよりも簡単だと言われているので、気軽に受けるのに良いかもよ。

色彩検定過去問題集2015年度 2級・3級

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必ず合格!  色彩検定3級 公式テキスト解説&問題集 2016年度版

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