Dragon Island

日々是修行。

漫画の描き方を知らなかったころ

こんにちは。
初めて漫画を描いたのは小6の終わりだったKei Alexです。
記憶を頼りに、当時のキャラデザを今の技量で再現しながら、黒歴史を振り返ってみる(笑)。
お題「わたしの黒歴史」

処女作は既存作品のパクリw

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だれしも最初はノートなんかに鉛筆で描くんじゃないかな。
僕の処女作(笑)は、罫線どころかキャラクターの絵が入ったノートに鉛筆で、当時雑誌に掲載されていた作品を切り貼りしたようなストーリー。
扉絵はなく全20Pで完結。
勢いだけで描き切った。達成感を胸に家族に見せたら「ナニコレ」(「ニ」にアクセント)と一刀両断。意味不明で面白くもなんともなかったため。
あの屈辱は忘れない(笑)。

ちなみに、ヒーローのデザインは覚えていないw

2作目は中二病丸出しのバトル漫画

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2作目は、未完ながらB5の落書き帳(無地デビュー)に鉛筆で、バトル作品を描いていた。
いわゆる天魔大戦ネタで、オリジナル設定の「天界」と「魔界」で作っていた。
主人公の名前なんだっけ……ミカエルロキだったかな? 神話とかでなく、アニメやゲームで知った名前だったと思う(笑)。しかも画像のような、古代ギリシャっぽい衣装と、北斗○拳みたいな衣装が同居してた(笑)。
………………………斬新だな。

段々、思い出してきた。バディもので、魔界生まれのロキ(?)が、実の兄と対決するんだ。(ベタ)
これも小6か中1ぐらいだったはずだけど、当時からバディものを考えるあたりが、僕なのかもしれない。

3作目は和風ファンタジー

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B5の落書き帳を半分に切り(つまりB6)、サジペン、墨汁、筆ペン、スクリーントーンで、漫画を描いたのは中学1年。
和風ファンタジーのバトル漫画……が、これも残念ながら未完
当時、友人と競い合うように一次創作をしていたんだけど、お互い徐々に失速して途絶えてしまった(笑)。
主人公は、ど○ろの百○丸みたいなアクティブな青年。頑張って刀や岩(大道具)を描いていたものだ。確か伝説の刀を手に入れるって話だった。

……そんなことより、よく落書き帳に、ペン入れやらベタ塗りやらトーン処理やらできたよな(笑)。
落書き帳の用紙を切らず、トーンだけ切り取るという変な特技ができた(笑)。

初原稿用紙と初SF作品

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初原稿用紙はA5サイズのケント紙で、基本的にはカラーイラストを描いていた。
費用面から、間もなくして90kgの上質紙(やっぱりA5)に切り替わった。

中2ぐらいになると、クラスメートで同人活動をする人が現れるようになる。
僕はというと、イベントなにそれだったので、オリジナル漫画のコピー本を作って友人に公開するのが関の山だった。

当時描いていたのは、精巧なアンドロイドが主人公のSF作品。
アクションよりも、人外ヒーローと人間ヒロインとの恋愛に重きを置いていた。ちなみに主人公のアンドロイドは、クライマックスでヒロインたちを守るため華々しく死ぬ(笑)。そしてヒロインが残骸から、学習機能の核となる部品を見つけて、手の中に大切にしまいこむというラストシーンを用意していた。
……が、それより何より、ヒーローの衣装がTシャツってどういうことだよw

もともとはノートに描いていて、それを友人に公開していたもの。
それから、コピー本にしたくなって、上質紙に描き直していたけど、もっと良くしたい気持ちが進行の邪魔をして、ノート版ほど描き進められず頓挫した。
特に気に入っていたネタだったので、現在まで数回、設定を練り直したり描き直したり、なんとか形にしようと試みてきたんだけど、どうしても上手くいかなかった。
今もってSF脳は育っていないから、今後また描きたくなったら、「サイエンスフィクション」から「ソレッポイ(S)ファンタジー(F)」に変えるしかないだろうな。

本編はそんな感じだったけど、日常ネタはいくつか描いてコピー本にしたんだよ。
もしかすると、そっちの方が向いていたネタなのかもしれない(笑)。

また、このころになると、友人同士の情報交換が盛んになり、どうやら漫画を作るには、キャラや物語の作り込みが必要らしいとわかってくる。
でも、実質1割も理解していなかった(笑)。
その証拠に、デザイン画の脇に簡単なプロフィールを添えたものが「設定」のすべてだった。

このあと漫画の描き方の本を買って勉強する……んだけど、やっぱり1割程度しか理解していなかったから、大した成長は見られない(笑)。

当時描いていたページ数

未完が多いけど、とにかく長編が多かった
単純にまとめる力が無くて、何でもかんでも詰め込んでいたので、自然と壮大な物語になってしまう(笑)。
その割に中身が薄いっていうね(笑)。
どれも、今作ったら32~40Pに収まりそうな気がするんだよなぁ(笑)。

ページ数で一番長かったのは、主人公がアンドロイドの話じゃないかなぁ。当時すでにノートに2冊ちょっと描いてたから。
1冊30枚入りなら60P、20枚入りでも40Pは描いていた計算になる。それが2冊と少しってことは、120~80Pは描いていたんじゃないかと。
ただし、これも定期的に友達に公開していて、格好つけて連載っぽい体裁にして、毎回扉絵付けたり、回の終わりに引きを作ったりしていたから、余分なページがあるけど。

次に長いのが、描き方を勉強しながら描いていた分で、高校からちびちび描き続けていた全90P完結のファンタジーもの。
軸がブレブレだったけど(笑)、90Pかけて主人公の宿敵を倒し、親友を救う話になった。
これもノートにシャーペンで描いていた。それが一番楽だったし、コストもかからなかったから(笑)。
ペンやトーンを使っていたのは、同人原稿だけだったな。

反対に短いものは、漫画制作の基礎知識を持っていたころまで下らないといけない。
16P完結で、12歳ぐらいの少年3人が「大人になる試練」として、洞くつ探検に出かけるという話。成人の儀式というより、卒業記念的な意味合い(笑)。
当時は真面目な友情ものとして描いたつもりだったけど、何度読み返してもコメディにしか見えなくてボツにした(笑)。
イベントにコピー本として出す予定だったので、ペン入れもトーン処理もし、表紙は水彩色鉛筆を使いカラーで描いた。
10P未満の小ネタや、二次創作を除くと、これが一番短いと思う。

思い入れの強い作品

和風ファンタジーとアンドロイドは、ネタが気に入っていたから、いつか描き直したいなー。
すでに書いたように、そのままって訳にはいかないから、どちらも骨格や魂だけ引き継ぐ格好になるだろうけど。
16Pの洞くつ探検も、機会があったら、最初からコメディとして描き直したい(笑)。

それにしても、最近は三つ編みも着物も描かないから新鮮だった(笑)。


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