こんにちは。
時間に対するタスクが多すぎて溺れがちなKei Alexです。
スマホで絵を描きたい
- PCとペンタブでは大掛かりで億劫。
- 思いついた瞬間に描きたい。
- デジタルイラストを描きたい。
そんなことを考えたとき、iPadを持っていない僕の選択肢は、たった一つしかありません。
そうです、スマホです。
僕が使っている端末は、Androidの古い奴で、ディスプレイサイズは4.7インチと小型です。
同じぐらいの大きさというと、A7やA8のメモ帳ぐらいでしょうか。
片手にすっぽり収まるサイズです。
普段使う分には、片手で操作しやすいので重宝しています。
お絵描きするにしても、メモ帳にちょこっとスケッチするぐらいのものだと思えば、さほど小さくないだろうと思っていました。
最初は。
メディバンを入れる
色んなアプリがありますが、何はともあれ試さないことには始まりません。
僕が無料アプリを使うのは自然のことでした。
というわけで、Androidで使えて評判が良いメディバン(MediBang Paint)をいれました。
2年ぐらい前の話です。
当時は、ブラシもフォントも種類が少なく、操作面でも今より少し悪い印象でした。
ですがそれ以上に、至る所でディスプレイのサイズが災いして、操作ミスをするという問題が厄介でした。
先がドーム型になった(シリコンっぽい素材の)スタイラスペンを使ったのですが、これがまた癖が強く、ペン本体よりも見た目上小さいブラシサイズでは、ディスプレイとの接点がペン先自体に隠されて、位置を定めるのが難しかったのです。
このため、鉛筆やボールペンのように扱うことができず、当時の僕では詰みでした。
ブラシが増えた
入れっぱなしで放置したまま、2年ほどが経ち、その間にアップデートされたメディバンには、ブラシやフォントが増え、各種ツールも格段に使いやすくなっていました。
と言っても、ハード側が筆圧感知に対応していないので、アプリを完全に使いこなすのは不可能ですけども。
そこで、もう一度、スマホでお絵描きを試してみようと思ったのです。
厚塗りならいけそう(カウントアップ 109 / 200)
一番シンプルなものと思ったとき、真っ先に頭に浮かぶイメージ。それは「りんご」。
そんなわけで、メディバンでりんごを描いてみました。
これぐらいだと、さほど困らずに描けました。
やってみた感想は、アナログやペンタブよりも、はるかに癖が強いです。
ペンをゆっくり動かすことと、動かす距離を長くすることがコツのようです。
それから、ペン先がしっかりとディスプレイに接することも、大切なようでした。
シャッシャッ、ちょんちょん、という描き方にはほとんど反応しませんでした。
僕の場合、レイヤー1枚で厚塗りするのが、もっとも適しているようです。
また、試しに人間キャラも描いてみたのですが、目鼻の細かい加減が難しく、キャンバスサイズを大きくした上で、拡大して描かないと厳しいと思いました。
とにかく短い距離の描画が困難なので。
スマホお絵描きのメイキングで、画面いっぱいに拡大している意味が分かった気がします(笑)。
今回の作業環境
最後に、今回の作業環境を記録しておきます。
- Android5.1.1
- 4.7インチディスプレイ(保護フィルム有)
- 百均のスタイラスペン(先端がシリコン?のドーム状)
- メディバンペイント(Android版、ver.17.1)
- 「アクリル」「水彩(ウェット)」の2ブラシを使用
- 濃いグレー、薄いグレーの2色を使用(RGB値は適当)
- レイヤーは1枚のみ
- 所要時間20分
※ブラシサイズやブラシの透明度は都度調整しています。
「ブラシの透明度」というやつが便利で、筆圧感知しないハードでも、それっぽい雰囲気が出ます。(その代わり、一回一回スライダーを調整する手間がかかる)
それから、スタイラスペンを使う際の注意点として、保護フィルムなどとの摩擦の兼ね合いで「キュッキュ」「ギュイ」という音(と若干の振動)が発生します。
僕は平気ですが、苦手な人は少なからずいるだろうと思うので、自分自身はもちろん、外出先で使うときはちょっとだけ気を付けると良いと思います。
僕の場合は端末も古く、フィルムも選べないので、外出先(特に混雑する電車やバス)ではあまり使えないかなあと思っています。
そんなわけで、中々悪くなかったですよ、という話でした。(長い!)