Dragon Island

日々是修行。

板タブか液タブかみたいな話

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こんにちは。
iPadを買ってデジタル作業が捗って、その上陽気も暖かくなって、ウキウキのKei Alexです。
これで長時間出かけられたら文句ないんですけどねえ。

なんやかや、1週間ぐらい使っていまして、基本的な機能は何となく掴んできました。
絵が下手なのは元からなので関係ないです(笑)。

アナログからの移行組です

世代的にも、アナログからデジタルへ移行したタイプです。
僕がPCを手に入れたのは就職してからですし、デジタルで描くようになってからも印刷が必要な同人原稿は紙に描く方が早かったので、デジタルは落書きやSNSに投稿するための道具でした。

今もアナログ大好きですし、デジタルは小学生よりもはるかに未熟です。

板タブユーザーでした

PCで絵を描き始めたときから今までずっと板タブを使ってきました。
ペンタブという方が通じやすいんですかね?

www.wacom.com

スペースも狭いし、タブレット側に沢山機能があっても使いこなせないと思って、エントリーモデルを使っています。
僕が使っているのはもう廃盤になった製品ですけども。

板タブといえば、キーボードのように机の上にタブレットを置き、視線は正面のディスプレイに向いている、という、ちょっと変わった方式で使います。

慣れるまで時間がかかると言われることもあるようですが、幸い、僕は手元を見なくても普通に描くことができていました。
タブレットよりもソフトに慣れる方に時間がかかりました(笑)。

問題があるとしたら、タブレットの置き場所です。
利き手の下に置くのが良いのか、ディスプレイの正面に置けばいいのか、結局今日まで最適解が見つけられませんでした。(ノートPCでもデスクトップPCでも)
もっとも最適に近いのが「ディスプレイを最大限に傾け、キーボードの上に、利き手側にやや寄せてタブレットを乗せる」でした。
接点が広く重量が分散されるので、これで案外、キーを押すような不都合は起きません。

それでもやっぱり、作業を続けていると利き腕への負担がかかり、時間的にも頻度的にもあまり描けなくなったので、どうしたもんかなあと思っていました。

液タブとハイエンドタブレット端末

一方、液タブはアナログと同じく、手元を見ながら描けるので慣れやすいなんて聞きますね。

デメリットもあって、「視差」や「追従」の性能が低いと描きづらかったり、ストレスになったりします。
板タブの「手元を見ないで描く」を取るか、液タブの「視差と追従のズレ」を取るかという、究極の選択がありました。
また、大分安くなりましたけど、板タブに比べればはるかに高価、という点も大きな負担になります。
そんなこともあり、しかも置き場所に困る問題もあって、僕は液タブを使わずに来ました。

それが、ApplePencil2やSurfaceの登場で、タブレット端末が選択肢にのぼり、事情が変わりました。

これらにはこれらのデメリットもあるんですけどね。
例えば、iPadなら、ソフトはiOS用のアプリ版しか使えないとか、PCほどには処理能力が高くないとか、特にマルチタスクでテキパキ作業するには全く力不足だとか。
Surfaceなら、とにもかくにも価格が高いとか。

ですが、性能は非常に高く、デモ機を触った限りでも、液タブでデメリットと言われるような「視差」や「追従」の問題は、ほぼ全く起きません。
描きたいところに描きたい線を思い通りのタイミングで引けます。

結果として、僕はiPad Proを使ってみることにしました。

iPad Proで描いてみて

特に何も意識しないで絵が描けることに気づきました。

これは、描きやすいとか、描きにくいとか、そういうのよりもずっとずっと前段階の、根っこの土台みたいなところの話です。
メモ用紙やノートやスケッチブックを、手に抱えて描くような感じです。
これまでPCで感じていた「よっこらしょ」と準備する意識や、「さあ描くぞ!」と気合を入れる意識が消えました。
リラックスした状態で絵を描けるのです。

これこそ僕にとっての最適解でした。

また、アナログで描くときは、床や机に紙を置いて、真上から見下ろすように描いたり、イーゼルに立てかけて描いたり、膝に抱えて体育座りみたいな格好で描いたり……というスタイルでやってきていたのですが、これと同じ要領で使えるので、とても快適です。

そして何度も言いますが、12.9インチにしたのも大正解でした。
A4の紙をクリップボードに挟んで抱えるのと同じぐらいの感覚です。
スケッチブックで言うとF3ぐらい(わかりづらい)。
縦でも横でも広さがあって使いやすいです。

↓それで描いたのがこの辺です。

dragonisland.hatenablog.com

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↓一方、板タブとPCで描いたのがこの辺です。

dragonisland.hatenablog.com

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……改めて見ると、出来栄えは同じぐらいでしょうか(笑)。

結論:iPad Pro

結論として、僕には、板タブでも液タブでもなく、iPad Proが合っていたようです。
今の時代に生きててよかった!!

もりもりお絵描きできます!!


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