Dragon Island

日々是修行。

メディバンペイントの漫画機能レビュー①

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こんにちは。
近所のカラス同士の会話が気になるKei Alexです。
電線に何若留まったときなんかで、ある一羽がバサッと飛ぶと、別の一羽が即座になにか声をかけるんですけど、何喋ってるのかな~って興味をそそられるんですよね。

そんなわけで、全然関係ない前置きですが、今回は「メディバンペイント」という、無料のイラストアプリに関する話です。

無料なのに漫画機能までついている!

medibangpaint.com

凄いですよね~。
本当に凄い。何かしらの端末さえあれば、タダで使えるんですから。

各OSの違いは、PC版(WindowsMac)が全ての機能を使えるフルバージョン、iPadスマホiPhoneAndroid)が一部の機能をカットしたライトバージョンになっています。
さらに、iPad版には有料版が用意されていて、お金を払えば無料版よりも少しだけ快適になります。(広告非表示。トーンカーブ機能(色調調節)、レイヤー複数選択可、レイヤーフォルダー機能が追加される。)
※僕は有料版にあまり魅力を感じなかったので、無料版のままです。(広告もキャンバスを閉じて作業を終了するときに表示されるので、今のところ邪魔になりません)

機能不足ながらフォローは手厚い

当然ですが、プロユースの有料アプリと比べたら、機能不足を感じる点が沢山あります。
返す返すも無料ですから、多くを望むものではありません。

ですが、運営の良心的なところは、機能不足をフォローする素材を最初から入れてある点です。

例えばフォント。
漫画のセリフに使われる書体というのはちょっと特殊で、ひらがなカタカナは教科書体のような書体で、漢字はゴシック体のような書体になっています(お手元の商業誌をご確認ください)。
通常、フォントというのは、ひらがなもカタカナも漢字も英数字も、全て同じデザインで統一されています。
なので、例えばクリップスタジオペイントでは、わざわざフォント用の設定機能が用意されていて、どこにどのフォントを使うかユーザーが自由に組み合わせられるようになっています。
メディバンにはそんな詳細な機能は用意されていません。
その代わりに、最初から「アンチックセザンヌ」というフォントが用意されています。
他にも、商業誌でよく見るような雰囲気のフォントは一通り用意されているので、困らないと思います。

medibangpaint.com

他にも、スクリーントーンを削るためのブラシも、結構細かくて、本当に削っている雰囲気を作れます。

medibangpaint.com

それともう一つ、この記事に差し込んでいるようなチュートリアルや説明ページが、検索しやすく理解しやすいのも、親切だなあと思う点の一つです。

手伝うという言い方がしっくりくる

性能ではあのアプリに勝てないかもしれないけど、その分スタッフ総出でお手伝いします!という人情を感じるあったかいアプリ、メディバンペイント。
他の機能にも人間臭さというか、アナログっぽさのようなものを感じます。

例えば、定規機能。
集中線とかのガイドが表示されて、ユーザーはスナップされるがままに線を引くだけで良いという仕組みです。
……そうなのです。
実際に線を引くのはユーザー自身の手。
上手く描けるかどうかは、己の技術にかかっているのです!

スーパーポジティブにとらえれば、漫画の基礎技術が鍛えられそうです(笑)。

メディバンがやってくれるのは、定規をしっかり押さえてズレないようにしてくれるとか、ユーザーがフォントを探さなくて済むように代わりに見つけといてくれるといった、ちょっとしたお手伝いなのです。
運動部のマネージャーというか、黒子というか、お母さんというか(笑)。
今回、色々触ってみたりチュートリアルを読み込んでみたりしたんですが、やればやるほど、そういう種類の人間臭さを感じてしまいました(笑)。

次は、実際に描いたものをwebに掲載するなら、という話です。


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