こんにちは。
鼻にかかって通りにくい声&活舌を改善したいKei Alexです。
自分の声が嫌い(だった)
僕は長らく自分の声が嫌いでした。
あるとき友達とカラオケに行って、たまたま「自分の歌を聴き直す」機能を見つけたので面白半分に試してみたんです。
そしたら、自分の声がエライ鼻にかかってフニャフニャしていたことを初めて知って、思わず友達にも「僕の声って、普段からこんな鼻にかかってたの!?」って確認してしまいました。(肯定されました)
また、別のエピソードでは、声をかけるシステムの飲食店においては、怒鳴るぐらい声を張り上げないと店員さんに気づいてもらえないことから、どうやら声の通りも悪いらしいと感じていました。
声とは生来のものだと思っていたので、僕は一生この声と付き合わなければいけないのかと、大げさではなく絶望したのです。
そんなわけで、僕はずっと自分の声が嫌いでした。
改善できると知った
長らく諦めていた「声」について、改善したいと考えたきっかけは、ゲーム実況でした。
僕はゆっくりボイスが好きということもあって、自分の肉声(生声)で動画を作るつもりは無いのですが、だからといって半永久的にゆっくりボイスに頼ることもできませんから、いつでも対応できるようにしておく腹積もりはあります。
ですが、ただでさえ嫌いな自分の声を動画に残し続けるなんて、とても耐えられません(笑)。
自ら拷問を課すようなものです。
そこで、世の中に同じ悩みを持っている人はいないか、あるいは、専門家でもライフハッカーでも誰でも良いから、何か情報が無いかとネットで探してみることにしました。
そしたら、いるんですね、同じ悩みを抱えた方たちが。そうやって需要があるものだから、改善方法も出てくるんですよ(笑)。
インターネットのある時代に生きててよかった!
というわけで、仕組みを知ると同時に改善方法も勉強しました。
原因は鼻に声が抜けているから
調べてみたら、声が鼻にかかることも声の通りが悪いことも、同じ1つの原因から来ていることが分かりました。
それは文字通り、声が鼻から抜けてしまっているから。
本来、声というのは喉から口を通って出ていくものだそうなんです。
それが、どうしたわけか口の方ではなく、鼻の方に流れて行ってしまうと、鼻にかかった声になるんだそうです。
鼻を通ることで声がこもり、(声の)通りも悪くなるそうなんです。
自分の声が鼻を通っているのか、それともちゃんと口を通っているのか確認する方法は、とっても簡単です。
親指と人差し指で鼻を軽くつまんで、「あ、い、う、え、お」と言ってみれば良いのです。
このとき、鼻が震えて、振動が指に伝わってくるなら、声が鼻を通っている状態です。
また、鼻をつまんだことで声が変わる場合も、声が鼻を通っている状態なのだそうです。
※「ナ行」「マ行」「鼻濁音」は、声が鼻を通らないと発音できない(=鼻にかかるのが正解)ので除外します。
僕も試してみたら、バッチリ鼻が震えていました。
念のため、鼻炎や風邪や様々な症状によって、物理的に鼻が塞がっているせいで、声が籠ってしまうのはまた別の問題です。
声を口から出す練習
鼻に声が抜けているとわかったところで、次は改善する方法です。
理屈としては、鼻ではなく口へ抜ければ良いわけです。
が、分かったからといって、簡単に切り替えられるものではありません(笑)。
探した中で割とわかりやすかったのが、前歯の裏に息のカタマリをぶつけるような雰囲気で発声するというものです。
試してみたら一発で改善されたことを、ここにご報告いたします。
僕なりに詳しく補足すると、少し腹に力を込めて「ハッ!」と気合を入れて発声すると、上手くいきました。
後は音量を少しずつ調節してやるだけ。
こうやって発声すると、喉が開いて口の中の空間も広がって、声が太く低くなり、張りも出ます(笑)。
つまり、エエ声に近づくというわけです。やったぜ!
一応高い声も出せますが、一番楽なのは太く低い音でした。
ついでに活舌も見直したい
自分では別に活舌が悪いと思っていないんですが(笑)、ついでなので、この機会に一緒に改善していくことにしました。
こっちは、ちょっと深いところを目指すとすぐに有料サービスへ誘導する宣伝文句が出てきます(笑)。
そりゃそうです。昔からボーカルトレーニングやアナウンサー養成講座があるんですから。
あちこち見て、素人が自宅でできることを掻き集めてみると、
- 腹式呼吸
- 口角を上げる
- 口を大きく動かす
- 母音だけで言ってみる
- 朗読する(音読ではない)
といったものがありました。
これなら僕にもできそうです。
朗読に関して、僕は何を使おうか迷った末に「外郎売」を読むことにしました。
演目はもちろん、この有名な長台詞も知らなかったんですが、こういう言い回しは大好きで、自分がやってて楽しいというのが理由です。
落語や活弁士、あるいは寅さんやバナナの叩き売り、そうした調子が好きなんです(笑)。
毎朝、外郎売の「拙者親方と申すは」から「破風には菊の桐の薹(トウ)の御紋を御赦免あって、系図正しき薬でござる。」までを題材にしています。
外郎売は偶然知ったものですが、もしこれでなければ古文を朗読するつもりでした。
喉のケアも忘れずに
声を出すからには喉を傷めやすくなるわけで、風邪予防も含めてケアの必要が出てきました。
実際、三日ばかり取り組んだだけで喉がちょっと痛くなってきたのです。季節がら乾燥してますし(笑)。
はちみつをお湯で溶いて飲むのが好きなんで、これで賄おうと考えています。(用が足りるかはわかりません)
自分の声の嫌いな要素がなくなって、それどころかエエ声まで手に入れられそうなので、しばらく続けていきます。