Dragon Island

日々是修行。

カウントアップ 134-135 / 200

こんにちは。
ようやく少し絵を描く気力が戻ってきたKei Alexです。

「錆喰いビスコ」のアニメを見始めました。原作未読です。
矢が着弾してワンテンポ置いてからの茸爆発が好きです。こういう間が好きなんです。
キャラは「ラノベっぽいなあ」と思っています。女子が可愛い。繰り返す、女子が可愛い。

カウントアップ 134 / 200

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1枚目は落書き(リハビリ的な)と思ってやっていました。

800×600の小さいキャンバスに、荒い形状のブラシで描いています。
プロクリエイトなので、ブラシサイズはパーセント表示(相対サイズなのかな)で、最小は1pxより大きいです。

とうてい、綺麗にも細密にも描けません。
でも今は、これがちょうど良いです。

デジタルは周囲にキャンバスを広げられるのが良いですね。足りないと思ったらすぐに広げられるし、要らないと思ったら削れる。便利です。

カウントアップ 135 / 200

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気を抜くと綺麗に描こうとしてしまって少し困りました。
髪の毛は巨大で直線的な毛束で描こうと思ったのに、油断すると曲線的で繊細に描こうとしてしまいます。

この絵については、めちゃくちゃ細かいところで、舌の(顔の下にある半円形の部分はベロです)輪郭のラインというか、線が好きです。
微妙な揺れがあって、わずかな凹凸ができているんですよ。
機械的な美しいアールじゃない。
舌って実は結構気持ち悪いパーツだと思うんですけど(だから大抵は嘘っぽく描くのでは)、その気持ち悪さがギリギリ出ないぐらいの感じに描けたと思っています。
これで赤かったり、唾液でツヤが出たり、滴っていたりしたら、気持ち悪いだろうなあと。

うっかり気にいっちゃったんですけど、ここに注目されると見た人の気分が悪くなると思うので、本来の注目ポイントである目のほうを見てもらえるようにしています。(下半分を隠しても成立する)

プロクリエイトとの相性はあまりよくない

話が脱線しますが、終盤、別のブラシを選択したあとで、元のブラシ(マーキュリー)を選び直したら、ブラシの透明度の設定が変わってしまって、めちゃくちゃ不満でした。
どうもプロクリエイトはブラシ周りが安定しない印象があります。
その場で解決できず、仕方なしに製図ペンをカスタムしたものを使いましたが、書き味が違うので不満です。
最初の時点がバグっていたのか、選び直した後がバグったのかも判断できず……。

どうにか調べてみようと思いますが、げんなりしています。
デジタルツールってこういう煩わしさがあるので苦手です。

それなのにプロクリエイトを使うのは、身構えずに描けるからです。
メディバンやクリスタは、画面の見た目がいかにも「ソフトウェアを起動中です」という感じで、少し身構えてしまいます。
プロクリエイトは最小限のツールしか表示されないので、落書き帳に近い感じで開けるのです。

「そうそう、これこれ」

特に2枚目の絵は、自分が好きだったものを思い出す作業でした。
そのため、描きながら何度も「そうそう、これこれ」と頷いていました。

週刊少年ジャンプに代表される少年漫画(特にバトル漫画)と、80~90年代のアニメ作品に強い影響受けています。

2枚目の感じなんて、どれぐらいぶりに描いたでしょうか。

漫画のひとコマのような、必要なものだけ極限に絞って描くやり方。
デフォルメ具合といい、すごく「しっくり」くる。
僕はこういうのを描きたいんだなあと、噛みしめていました。

ただこれは漫画なら良いけど、イラストとしてはどうなんだい?というのがあります。
連続する複数の絵の中に含まれるなら、この1枚だけ情報が極端に少なくても良いんですけど、これ1枚で出したら「なんのこっちゃ」です。
(今回は落書きだから、描き切れていなくても良いけれど)

漫画の作法

少し前、家にある本を適当に読んでいました。
何となく手に取ったという意識しかありませんでしたが、「ん?」とかすかに引っ掛かる感覚がありました。

それが、漫画の描き方に関するものでした。(超有名なベテラン漫画家の著書です)
何度か読んでいるんですが、その時々で引っかかる箇所が違います。

今回は、キャラクターの設定に関する部分でした。

3点目の立ち絵を描いている辺りから、もう少しキャラクターに設定を持たせても良いかもしれないと思っていたのですが、これを読んで、もう少しどころか、完全に人物像を作ろうと思いました。

こいつはこういう人間でこういう行動を取るというのがまずあって、それに沿った状況を発生させて、実際にキャラクターが行動を取ったところを描く。
……と言えば良いでしょうか(笑)。
結果だけ見れば一枚絵に近いんですが、そこにキャラがいないと成立しない。
逆に、キャラが成立していれば周囲に何も無くても問題ない(≒立ち絵)。
キャラクター以外の物はキャラクターの行動を補完するためにある。

昔興味を持ったヴィネットみたいな方式で、キャラクターの半径3メートル以内だけ切り取ったとしても、理屈は同じです。

なんか見えてきたぞ。

丁寧すぎた

もうひとつ、やっぱりと言いますか、丁寧に描きすぎだったように思います。
丁寧に描けば、それだけで完成度が上がるのは確かですし、そうした方が良いケースはとても多いと思います。
また、僕としても昔はやりたくてもできないことでしたから、ここまで詰められるようになったとわかったのは良かったです。

でも、僕の絵には、あまり大きな影響を与えないようです。

だったら、丁寧さについては、ここで一旦よしとして、キャラクターと見せ方の方を研究していこうと思いました。

最後に:4つ目の立ち絵

気が向いたタイミングで少しずつやっていますが、(落書きは集中するのに)これについてはどうも集中できないので、スパッと没にすることも考えるようになりました。

同じキャラクターでも、もう少し違った姿を描きたいかな。

ちょっと漬け込んでおきます。デザインは嫌いではなく、上手く漬かってくれそうな気がするので。


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