こんにちは。
週末に「良いこと」があってテンションが上がりまくったKei Alexです。
その反動なのか、両手に汗疹のようなシュフ湿疹のような湿疹が出てボロボロになりました。(汗のせいだと思う)
今日は、そんな「良いこと」の方のお話です。
※ドクロイラストが1枚います。
モノクロ映画はフルカラーのグレスケ化じゃなかった
きっかけはこちら。
日本軍最大の謎 pic.twitter.com/jK0qNtXKao
— 熊谷杯人☆巻きシッポスタンプ販売中 (@kumagaihaito) June 1, 2019
このツイートを、漫画家の大童澄人先生がRTして、知りました。
ツイートの画像の通りで、元々フルカラーのものを白黒で表現する際、カラーを除去してグレースケールにすると、1枚目の画像のような状態になります。
ですが、実際にモノクロ映画の作品を見てみると、2枚目の画像のように、本来暗くなるはずの所が、明るく(白っぽく)なっている、というのですね。
※軍服の赤色の部分に注目してください。
すると、リプ欄で謎が解き明かされました。
モノクロ用フィルターというものがあることを今初めて知りました。もしかしてこういうものをつけるから緋色が白に見えるって感じですかね? pic.twitter.com/Tnnbqfhsnd
— 熊谷杯人☆巻きシッポスタンプ販売中 (@kumagaihaito) June 1, 2019
【中略】
すごくわかりやすいです。ブルーフィルターだと肌の色が落ち込んで昔の画質だとみづらくなりそうですね。ありがとうございます!
— 熊谷杯人☆巻きシッポスタンプ販売中 (@kumagaihaito) June 1, 2019
この一連を見た僕は、雷に打たれたような衝撃を感じて、目玉どころか顔面からウロコがガバっと外れたような気分でした。
限られた条件で最高の表現を目指す
カラーフィルターについて、僕も調べてみました。
赤だけでなく、青や緑や黄色なんかもあって、それぞれ効果が違います。
その中で、赤フィルターを使うと、赤いものが白っぽく映り、コントラストを強める効果があるそうなんです。
これをどう使うかは撮影する人の目的次第ですが、そのままでは(明度や彩度の差が小さく)コントラストが弱くて、ぼやけた印象になるところを、こうしたフィルターを使うことで、効果的に表現することができる、ということに、目からウロコどころか目玉ごと落ちそうなほど衝撃を受けました。
さらに、
モノクロ映画は ただモノクロに変換すりゃいいってもんじゃ無いのだよ。
— 大童 澄瞳 Sumito oowara (@dennou319) April 2, 2016
モノクロは青と赤の色も見分けがつかないなど特性がある他、ただモノクロ化しただけでは「色味による補正が無い」という弱い表現なんですな。現代では非日常的という意味でインパクトを持つんですが、モノクロは光りと影によって活きる表現なのです。(良い写真では無いけど参考までに) pic.twitter.com/k99Psp1cga
— 大童 澄瞳 Sumito oowara (@dennou319) May 13, 2017
とのことで、僕は、目玉が落ちた穴から脳みそが出てきそうでした。
考えてみれば当たり前のことで、映像も映画も表現なのだから、作る人は最高の演出で見た人を驚かせたいに決まっていますよね。
そのために頭をひねりまくって知恵を絞り出し、あらゆる手段工夫するのは、当たり前のことでした。
イラストでも応用できそうだ
僕が生まれた1980年には、テレビも映画もフルカラーが当たり前になっていました。
モノクロ作品を見る機会は少なく、見てもそこまで「映像」に注目しませんでした。
何も知らず、単純にグレスケ化したものがモノクロ画像のすべてだと思っていたのです。
そんな僕が持っているのは、この程度の感覚でした。(画像は全て過去作品)
どれも、単純なグレスケからの発想です。
考えていたのは、高いコントラストと、派手さ優先のライティングの嘘。
でも、本当は、もっと作り込めて、もっとカッコ良くできるものなんだ、と希望が湧きました。(実現できるとは言ってない)
こういう希望は望むところです。いくらでも欲しい。
どう考えても一生のうちに極められない絶望も同時にビシビシと感じますが、それよりも、今より良いものが作れるかもしれないという希望の方が勝っています。
もっと勉強しよう。
もっと色んなものに目を向けよう。
やりたいことが多すぎて無駄にエンジンを吹かしているような気持ちだけど、いいことを知ったヨロコビは、とてつもないエネルギーを生むのです。