Dragon Island

日々是修行。

ゴールデン・ガイが面白い!

こんにちは。
はてなブログタグが便利なので、なんとか使いこなしてやろうと奮闘しているKei Alexです。

もしかして、今後「今週のお題」は自動的にタグに連動するようになるんですかね?だったら物凄く助かるんですけど。

今回は、はてなブログタグのキャンペーンのひとつ「わたしのおすすめマンガ2020」のお題です。

渡辺潤:ゴールデン・ガイ

ゴールデン・ガイ 1

ゴールデン・ガイ 1

 

www.nihonbungeisha.co.jp

週刊漫画ゴラクで連載が始まったばかりの新作です。
雑誌では途中からになってしまうと思い、1巻の発売を待っていました。

公式のあらすじを引用しようと思ったんですが、1話目の一番面白い部分が言及されていたのでやめました(笑)

僕なりにあらすじを紹介すると、徳川埋蔵金を狙う横浜のインテリや〇ざ茜恭介(あかね きょうすけ)率いる茜組が、弟分の主人公・桜井凱(さくらい がい)率いる大仏(おさらぎ)組を潰そうと動き出す。
茜組長は悪知恵を働かせ、あの手この手で脳筋のガイを翻弄する━━!

……あれ?これじゃあまるで茜が主人公みたいに見えますね(笑)。
でも敵役は主人公と同じぐらい魅力的じゃないと、こういう物語は面白くないと思うので、僕はこの茜をあえて推します。

あ、女性の皆さんには、茜の部下・綾瀬悠真(あやせ ゆうま)がクールなイケメンなのでお勧めしておきます(笑)。

他にもわんこ系のお兄ちゃんや、ムサいおっさんたちなど、個性的なキャラクターがたくさん登場します。

それと、サラッと流しましたが、徳川埋蔵金が絡みます。
第1話の冒頭でそれっぽい小判の山が描かれているので、ゴールデン・ガイの世界線では見つかるのかもしれません(笑)。ロマンですね。

テンポが良い

いつまで公開しているかわからないので、少しでも興味をお持ちになったら公式サイトから試し読み(1話目)をしていただきたいです。
論より証拠。
百聞は一見に如かず。

僕なんかがゴチャゴチャ言うのを読むよりも、とにかく漫画を読んでほしいです(笑)。
※極道を題材にする関係からか、グロい場面もありますので、苦手な人は気を付けてください。

さすが大ベテランの渡辺先生だとひっくり返りそうになったのは、コマの構成がキチっとしていて、引き(ひき)と捲り(めくり)がしっかり作られていることでした。
これがあるからこそ、めちゃくちゃ読みやすいんです。
ほぼ毎ページ…というか毎見開き(?)ごとに用意されていて、「ここを捲ったら何か起こるぞ…!」とワクワクしながらページをめくっていました(笑)。

また、ページの中に「無駄」が一つもないんです。
ここで言う無駄というのは、正真正銘、不要で無意味で何の味付けにもならないコマのことです。
だからといって無駄を気にするあまり、コマを省略しまくっても、今度は説明不足になって読む側は展開についていけなくなってしまいます。
ゴールデン・ガイは、こうした進行速度というか、リズムのようなものが安定していて、一定のワクワク感を保ったまま読み進めることができます

これ、ちょっとやそっとでできることではないですよ……。
渡辺先生が大ベテランで、天才だから出来るんですよ(笑)。

ヒロインが可愛い

登場人物の9割がむさくるしいおっさんです(笑)。
それはれで面白いんですが、できれば華が欲しい! 色気が欲しい!

そこで登場するのが、ヒロインの大仏満里奈(おさらぎ まりな)です。
顔は若いですが青年誌なので35歳です。(ガイは39歳)

僕は最初この名前を見たときに、渡辺満里奈さんを連想しました。世代です(笑)。

これも試し読みで直接確認してほしいのですが、可愛いんですよ!
ショートカットであどけない感じなんです。
それでいて、バーのママをやっているんですよ!(このバーは大仏組の癒しの場になっているっぽいです)

苗字でわかる通り、満里奈はガイが組長を務める大仏組の、先代組長の娘です。
そしてガイとは幼馴染……と、くれば、もうおわかりですね?(笑)
これでこそヒロインです(笑)。

満里奈に関しては2巻以降に収録される回で、何者かに捕まってしまったりするようで、僕は「待ってました!」とガッツポーズしました(笑)。

ゴールデン・ガイは、そういう「お約束」をしっかり踏んでくれるので、無防備な状態で漫画の世界にどっぷりと身を投じることができます。

朗報:まだ1巻です!

僕が今回ゴールデン・ガイを紹介したのは、まだ単行本の1巻が発売されたばかりで、読み始めるタイミングとしては一番入りやすいと思ったからです。
また、週刊連載なので、単行本の刊行サイクルも短いです。(たぶん笑)
次の巻が待ち遠しすぎて飽きてしまう……ということも無いと思います。

というわけで、読むなら今!(いや、遅すぎるってことは無いけれど)
無料公開もあるから是非!(これは本当)
ちょっと、いやかなりグロいけど!(極道モノだからね)
めちゃくちゃ面白いのでお勧めです!(これも本当)

以上、僕が今年お勧めするマンガでした。

落書き

こんにちは。
一度のめり込むと、しばらくそれにかかりっきりになってしまうKei Alexです。

ハマるというよりは、気が済むまでいじり倒して納得したい感じです。

カウントアップ 124 / 200

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せっかくデジタルで手軽に漫画を描けるようになったので、準備運動を兼ねて遊びました。

最近は単色で大雑把な明暗を付けていくのが気楽で、範囲指定+バケツで一気に処理しています。
アニメ塗りみたいな。

影の濃さは、60線40%が気に入っています。
縮小する関係もあって、あんまり薄いと見えなくなってしまうので。

それにしても、デジタルはいきなり「ペン」や「筆」で描いても修正できるんで便利ですよねえ。ありがたみを噛みしめてます(笑)。

ちなみに、A4で600dpiだと、僕の場合は20pxぐらいの太さで描くのが丁度いいみたいです。

次はコマを割って、よくある漫画風にやってみる実験をします~。

なんか、ちょうど1年前の今ごろ、スカイリムの漫画を描いていたみたいなんで、描き直してみようと思います。

dragonisland.hatenablog.com

漫画の作業、楽になぁ~れっ!

メディバンペイントの漫画機能レビュー②

こんにちは。
今週のお題が気になって仕方ない食欲の秋派のKei Alexです。
この時期は大学芋をよく食べます。もちろんスーパーで売ってる奴です。
レンチンするとめちゃくちゃウマいです(笑)。

さて、話は変わりますが、今回もメディバンの話です。
触れば触るほど理解が進んで自分の頭が爆速で更新されていくので、全然まとまらなかったんですが、やっと少し落ち着いたので書いていきます。

前回のお話はこちら。

dragonisland.hatenablog.com

使い方が独特だから最初に取説を読め

公式サイトに、チュートリアルと使い方講座が用意されているので、最初に一通り目を通しておくのが良いと思いました。

あるいは、自分が普段の作業で必ず使う機能やツールについてググっておくと良いです。
「メディバン」と絡めて検索すると、検索結果のほぼトップに公式サイトの解説ページが出てきます。

medibangpaint.com

僕が新たに引っかかったのは次のことです。

メディバンペイントは、各機能の性能が低い代わりに、他の手段で高性能アプリに近い表現ができるようになっています。
ユーザーは、必要に応じてツールを組み合わせて利用することで、独自の工程を組んでいくことになります。

ホワイトを使用する方法

白黒漫画を描くのに欠かせない「白インク」。
デジタルの場合は消しゴムや透明色機能があるので、使わない人は一生使わないんですが僕はよく使います。
吹き出しの中を白で塗りつぶせば絵と被っても問題ありませんし、スクリーントーンを白で描画すればホワイトトーンとして使えますし、もちろん絵そのものを白で表現することもできるわけです。
あらかじめ黒で描いたものでも、ワンタップで白に変換することだってできてしまいます。

他のアプリでは、モノクロ二値(または、モノクロ二階調)という描画モードを選ぶことで、使用する色を黒と白の2つに限定して描くことができます。
赤や青など他の色や、灰色などの中間トーンを除外することで、データサイズも抑えられるというメリットもあります。

ところが、メディバンペイントには、このモノクロ二値がありません。
あるのは、1bit(1色)、8bit(1色+透明度の調節)、そしてカラー(すべての色+透明度の調節)の3種類です。

1bitも8bitも、黒を選べば黒だけで描けますが、実は白が使えません。白に見えるところは「透明」なのです。

でも僕のように白を使いたい人は絶対にいるはずと思って調べてみると、ちゃんと解説されていました。

medibangpaint.com

ステップ6ー4にて、

描画色」を白に、「参照」を「キャンバス」に設定してからふきだしの枠の中をクリック。

マンガを描こう 初心者向け(2) -下書き〜コマ割り〜セリフ- | メディバンペイント(MediBang Paint)

……描画色を白にと、当たり前のように書かれています。
白が使えるのはカラーだけ……つまり、1bitでも8bitでもなく、カラーを選んで描けば良いのです!

f:id:kei-alex:20201002214256j:plain

そうです、たとえデータサイズが膨れ上がろうとも、白を使いたいのであればカラーにせよと、そういうことなのです(笑)。

その代わりなのかわかりませんが、他のアプリではデータファイル1つにつき1種類しか設定できない描画モードが、メディバンペイントではレイヤーごとに設定できるようになっています。
データサイズを抑えるつもりなら、黒で描くレイヤーは1bitで、白で描くレイヤーはカラーにすることで多少抑えられるようです。

ハーフトーン機能はある

メディバンペイントにも、実はハーフトーン機能がありました。
前回の記事を書いた時点では知らなくて、スクリーントーン機能を使っていました。
スクリーントーンの方は、画像データを貼り付ける格好になり、同じレイヤー上であっても貼り付けるタイミングが異なれば、全て新規で貼り付ける扱いになり、画像同士が重なってしまします。
なので、綺麗に貼るには、選択範囲の指定を丁寧に行うか、大雑把に範囲を指定しておいて、はみ出した部分を消しゴムで削っていくかになります。

スクリーントーン素材には、オーソドックスな網点以外にも、様々なテクスチャーや風景の線画なども用意されているので、これはこれで使う機会が多いです。

ですが、このようにアナログライクな使い方になるため、もう少し使いやすくできないかなあと調べていました。

そうしたら、ハーフトーンが使えることが分かったのです。

medibangpaint.com

基本の基本を解説したチュートリアルページに、しっかり書かれていました(笑)。

まず新規レイヤーから「ハーフトーンレイヤー」を選択します。

マンガを描いてみよう | メディバンペイント(MediBang Paint)

もう一度言います。

まず新規レイヤーから「ハーフトーンレイヤー」を選択します。

マンガを描いてみよう | メディバンペイント(MediBang Paint)

これです。

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仕組みとしては、ブラシで塗った部分をハーフトーンで表現するようになっています。
応用は無限にできますが、白黒漫画については、スクリーントーンを貼ったような表現ができます。

設定項目が細かく、網点(点々)だけでなく、横線と縦線(万線というやつ)も選べます。
また、線数と濃度も個別に設定できるので、濃さや細かさの違うハーフトーンを作ることができます。
そして、これが一番ありがたい項目ですが、「トーンの濃さを固定」するかどうかを決められるのです。
これを有効にすると、設定したとおりの濃さで描画でき、結果として前述のスクリーントーン機能を使う際に発生する手間を省けます。

仕上がりはご覧の通り。

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スクリーントーンを使ったもの
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ハーフトーンレイヤーを使ったもの

顔の影部分について、どちらも同じ線数で表現していますが、見た目に違いはありませんよね。(表示倍率も100%の状態です)

網点や万線は、漫画を描くなら必ずと言って良いほど使いますから、負担の少ない方法で作業できるのは助かります。

集中線機能の詳細

前回の記事で、定規機能の中に集中線定規が用意されていると描きました。
もちろんこれでも集中線を引けるのですが、ちょっとクセがあり、ユーザーの腕が試されるような機能です。

medibangpaint.com

僕もこの手のガイドで描くのは久しぶりなので、気合を入れないとなあと思っていました。

ところが、実は他の機能に、もっと便利に使える集中線が用意されていました。
それがこちらです。

medibangpaint.com

そうなのです。ブラシとして集中線が用意されていたのです。それも設定方法の異なる2種類が!!

気付くかーい!!

ちなみに、PC版に限っては「集中線フィルター」という、上記2つとはまた別の便利な機能が搭載されていますので、これを使うのも良いと思います。

まとめ

iPadではこんな風に、アプリとユーザーがお互い協力しながら作業する感じです(笑)。
ユーザー「この機能ある?」
アプリ「それは無いけど、代わりにこれとか使えない?」
ユーザー「あー、うーん、何とかなるかも。thx」
みたいな。

そういうやり取りを常にしながら使いこなしていくのが、メディバンペイントというアプリだと思いました。

フルスペックで使えるPC版は、また違った印象になるんですが(ほとんど有料のアプリと変わらない性能を持っている)、正直なところiPadでこれだけできれば、十分すぎてお釣りが来ます(笑)。

何度でも言いますが、無料ですからね? iPad用アプリですからね?

あと最初に書きましたけど、チュートリアルと使い方講座は一通り目を通すことをお勧めしますそれから各ツールメニューも。
少なくとも、普段使っている機能や表現に関することは、前もってググっておくと良いです。

でないと僕みたいにグダグダになるから!(笑)


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