Dragon Island

日々是修行。

最近読んだ本の話1

こんにちは。
GTを見ながら、ドラゴンボール手の描写は本当にカッコイイなと感動しているKei Alexです。
悟空の小さい手ですら、気合い入れて描いてあってびっくりしました(笑)。
同時に、昔はそこまで気が回らなかったことにも気づきました。

さて、ここしばらく色んな本を読んでいたので、お題「読書感想文」でも。

ファンタジー背景の描き方

サブタイトルにある通り「心を揺さぶる」という目的があるので、迫力などの演出を優先しています。
また、著者のスタンスとして「時短」や「効率化」があるようで、合成、複製、変形を多用していますし、それが当たり前になっています。
デジタルの利点を最大限に活用していらっしゃいました。
「(プロならばなおさら)全て自分の手で描くべし」という人には、正反対の手法です。(価値観の違い)
※どこを合成して複製して変形しているか、パッと見、わからないぐらいしっかり仕上げています。

10種類の作例が紹介されていて、それぞれ制作時間が明記されています。
時短テクの分を差し引いても、描くのが速いです(笑)。
このスタイルでずっと描いているから、熟練度が高いんですね。逆を言えば、技術のものですから、訓練すれば誰でも身に付けられると思います。
※制作時間に「試行錯誤」が含まれているかはわかりませんし、12時間ぶっ通しで作業しているかもわかりません。
数回に分けたものを合算していたら、作業時間外に「考える時間」があるかもしれません。

初心者が今すぐ使えるワザもある

この本の最高に良いところは、自分の技術レベルに関係なく活用できるワザばかりというところです。
画像を合成して情報量を増やす。
パーツを複製したり変形して手間を減らす。
黄金比などレイアウトパターンに従って配置する。
……などなど。
たとえ各モチーフが歪んでいても、黄金比の通りに配置するだけで画面のおさまりが良くなり、作品の見映えが1段階良くなる、という話です。

メイキングなので、学校の教科書のように情報が整理整頓されていないのは、しょうがないですけどね。

あ、Photoshopで描くとありますが、クリペならそのまま使えます。SAIなど同等の機能がないソフトは、工夫してなんとかしよう(笑)。


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